そろそろイルミネーションの季節ですね!
今年こそいろいろな場所のイルミネーションを撮影したいものです。
さて、今回は奈良県の興福寺に行ってまいりました。
というのも、興福寺の伽藍の中核、中金堂が1717年の火災による消失より、実に301年ぶりに再建されました。
そして落慶記念にライトアップが行われることになりました。
興福寺は大乗仏教、法相宗の大本山として知られています。
その前身は飛鳥の「厩坂寺」であり、さらにさかのぼると天智朝の山背国「山階寺」が起源となります。
この寺院は藤原氏と深いかかわりがあり、奈良時代には四大寺、平安時代には七大寺の一つに数えられるほどになりました。
明治時代以降は一時荒廃するも、関係者の努力により現在の姿まで復興を遂げています。
ライトアップ開催日時:10月20日~11月11日
点灯時間 :17時30分~20時(拝観終了時間19時30分)
夜間特別拝観料 :大人500円(外からなら無料で見れます。詳細は後程)
ライトアップは音楽に合わせて演出されるもので、周期は約15分で一周。
お待たせしました(笑)
入場する際、LEDが入った提灯を渡されます。LEDは一定の周期で色が変わるので見ていて何とも面白い感じでした。
今回撮った写真の一部はそんな光が火の玉のように飛び交ってます(笑)
色の変化の周期は短め、シャッター速度は5秒ぐらいで納めないと色が混ざります。
明るいので問題はないですが。
右の緑色の光跡は提灯を持った人がカメラに気づいて避けてくださった跡です。
撮った写真を見るとこんな風になってるんですね。
正面から
色はピンクや青色、緑、オレンジ、そして普通のライトアップが主でしょうか?
音楽に合わせて点滅もしていましたが写真では残せず…
なんだかんだシンプルなライトアップが一番きれいです。
時間はあるしのんびり撮るかと悠長に写真を撮っていたら突然の雨…
大慌てで軒下へ避難します。
雨雲レーダーを見るとしばらくすると通り過ぎるのがわかったので、仏像をじっくり鑑賞することに。
内陣には、本尊の釈迦如来坐像をはじめ、薬王・薬上菩薩立像、四天王立像、大黒天立像や厨子入り吉祥天倚像が安置されております。
国宝や重要文化財をじっくりと拝観した後、再び撮影へ(当たり前ですが仏像は撮影禁止です。)
地面が濡れていい感じに神秘的な雰囲気になりました。
雨上がりの夜景も撮ってみたいのはみたいのですが、いかんせん雨の日に外に出たくない気持ちしかありません…
しかしよくもまあ寺社仏閣をライトアップしようなどと思いつくものですね。
…本来仏像は金色で派手な装飾がされていたものですから、仏教はこういう派手な感じになるのは何ら不思議ではないかもしれませんね。
ミャンマーだと仏像の後ろは電飾で派手に装飾されていますし…
興福寺五重塔
片面のみのライトアップは威厳が違います。
ひたすらに渋い。その真正面で中金堂が音楽に合わせてピンクやら水色やらに光っているわけですが…
興福寺南円堂
この写真、現像してから気づきました。失敗です。
電灯を灯篭で隠せばちょうどいい写真が撮れたのではないか、ということに家に帰ってから気づいたのです。
この日は奈良のほとんどを撮れていないので、またリベンジします…
三条通側の参道
この提灯も色が変わります。
雰囲気抜群の階段です。
国道369号線側の北参道
こちらも色が変わっていく提灯で飾られております。
前の方で外からでも無料で見えると書いてありましたが、興福寺南大門跡からであれば柵や拝観者が写るものの全体をしっかりと見ることができます。
しかし、安置されている仏像も拝観することができて、なおかつ全体をしっかりと見れて500円なら安いものです。
でかいカメラを持って行って500円を払わず外から撮るだけなんてもったいないですよ!
次回は少し前に撮影した心斎橋をお届けします。
本当は心斎橋を先にあげる予定だったのですが、こちらは期間限定のライトアップのため早めに出しておこうと思いこちらを優先させました。
すみません…生きた建築ミュージアムフェスタ2018の記事を先にあげることにしました…
まさかライトアップがあるとは思わず…
次回もよろしくお願い致します。
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