海外旅行記 -ウズベキスタン・シャフリサーブス-

 

 

 

シャフリサーブス

 

シャフリサーブスはサマルカンドから南へ約80km 自動車で片道二時間ぐらいのところにある町です。

ティムールの生まれ故郷として知られ、2000年には世界遺産に登録されています。

 

 

 

サマルカンドからシャフリサーブスへは途中、山越えをします。

この時期は桜の様な木があちこちに咲いており、一足先に春を感じておりました。

 

ところでタシケント、サマルカンドやこの山といい桜のような木がたくさん生えています。

検索しても日本凄い系のサイトばかりで、内容も植樹が中心…こんな山の中にまで植樹するとは思えないのですがどうなのでしょうか?

 

 

鮮やかに春を彩っています。

さすがに標高が高いうえに天気もいまいちなので寒かったです。

 

 

シャフリサーブスにある「コク・グンバッズ・モスク」

ここの地は観光地化が推し進められているようでだだっ広い公園が整備されていました。

 

 

モスクは現役で、金曜日になればたくさんの人が訪れるそうです。私が行ったときは火曜日の天気が悪い日だったからか人も観光客も全くおらず静かな空間でした。

そして毎度おなじみドーム天井

地域、モスク、はたまた同じモスクでも部屋が違えば天井も違うと個性豊かです。

 

 

続いてアク・サライ宮跡へ向かいます。

だだっ広い公園と観光客が乗るであろう電動カート…お客はほとんど乗っていません

そしてアク・サライ宮をバックに立つティムール像です。

 

 

直立する「アミール・ティムール」

天気は相変わらず曇り

 

 

 

何の変哲もない崩れかかった門じゃないか…

 

 

私が見たかった遺跡っぽい感じがここにはまだ残っています。

崩れかかり面影を少し残しているだけの、それでもなお残る美しさ。私が求めていた遺跡像そのものです。

 

 

タイルの跡が残っていて生々しいのがまた遺跡好きの私の観察欲を刺激します。

 

アク・サライ宮として残るこれらシャフリサーブスの遺跡は、16世紀のブハラ・ハン国「アブドゥラーフ2世」が徹底的に破壊したため、現在は門などを含めてわずかしか残っていません。

案内してくれているウズベク人曰く門の高さは昔は今の二倍はあったとか…

 

 

 

 

伝承によると、塔の左側には「スルタンはアラーの影である」、右側は「スルタンは影である」と書かれているらしく、右側の塔を見た当時のティムールはアラーの文字が抜けていることに大激怒し、職人を門の上から投げ落としたそうです。

 

 

地元の小学生ぐらいの子供たちが遠足でしょうか、列を作ってやってきました。

途中でいきなり何かを一斉に叫んでびっくりしました。ウズベク語は本当にわかりません…

 

 

シャフリサーブスは本当に数時間で観光できるぐらいコンパクトです。

サマルカンド観光で余裕を持った日程を組んで、日が空いてしまったという人は足を延ばしてみるのもいいかもしれません。

 

次回は案内してくれたウズベク人が、2016年に建て替えたばかりだというモスクを案内してくれましたので紹介します。

 

 

 

 

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