夜景撮影記 -天王寺公園-

 

前回の新世界撮影の翌晩に天王寺公園からの景色を撮影しに向かいました。

最近の夜は涼しくていいですね。撮影がはかどります。

 

天王寺公園の簡単な概要

天王寺公園は総面積28万㎡の都市公園です。

園内には天王寺動物園や市立美術館、慶沢園を擁する大阪を代表する公園です。

かつてはホームレスや野外カラオケといった子供は近寄れない場所でした。私が子供のころは親からよく注意されました。

しかし2014年、近鉄が公園の管理運営事業者に選定され、てんしばエリアやカフェ、レストランなどの設備が建設されるなど開発が進むと家族連れなどが多く集まり周囲は一変しました。

 

入園料 無料(一部施設は入場料別途必要)

時間 7:00~22:00(てんしばエリアも同じです。)

アクセス

地下鉄御堂筋線・谷町線天王寺駅

JR大阪環状線・関西本線・阪和線 天王寺駅

近鉄南大阪線 大阪阿部野橋駅

阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前駅

大阪シティバス あべの橋停留所

 

地元民から見た天王寺公園

あべのハルカスに代表されるような阿倍野・天王寺エリアの再開発と並行して天王寺公園も生まれ変わりました。生まれ変わるスピードはとても速く、学生ながらに都市開発の凄さを目の当たりにした記憶があります。

 

昔の天王寺公園は、ホームレスや汚らしい格好をした老人、野外カラオケに興じる人の姿を見ると子供ながらに嫌悪感を感じており、母親に手を引かれながらああはなるまいと強く誓った記憶があります…

 

今はそのような人を見る機会はどんどんなくなりました。代わりに親子連れ、若者、カップルなどが多く訪れる都市公園として生まれ変わりました!

近鉄の手腕は見事だと思います。そして都市公園はこうも生まれ変わることができるという実例を見せつけられて、改めて都市というものは計画性と運営の手腕によるものが大きいということを確信しました。

 

天王寺公園からの景色は?

あべのハルカスがそびえ立ちます。

その巨大さと美しさはまさに大阪の新たな時代のランドマークと言ってもいいでしょう。

あべのハルカスは私の好きな建物の中でもダントツで好きです。見る角度によって表情を変える美しさは一日中見ていても飽きません。

展望フロアの人だかりが見えます。(実は未だにハルカスに上ったことがない…地元だからいつでも行けるというあの考えです…)

ちょっと上って市立美術館

市立美術館がライトアップされているとは思わず、ハルカスを撮るだけの予定だったのに一気に惹きつけられました。

市立美術館の背後にそびえ立つハルカス。新旧のツーショットというのも私の好きな光景の一つです。

正面階段の左右にある街灯のうち右側だけ切れているの何とかなりませんかね…

先日もアップした通天閣の写真。市立美術館前の階段からよく見えますよ。

前日は新世界を撮影していましたが、その時ここからも撮ろうと思ったのですがドラマ?映画?の撮影をしており撮影を断念しました…(閉園間近まで撮影していた模様です)

しかしそれぐらいよく見えて雰囲気のいい場所ですよ。人も少ないですし。

 

最後にてんしば付近からの天王寺の夜景を。

本当はこの右側にも大阪市立大学医学部付属病院があり、夜景映えするものでしたが持ってきたレンズの都合でどう頑張っても…

しかしハルカスはやっぱり大きいですね。あべのルシアスビルだって高さ85m(Wikipedia情報)あるはずなんですが…

それでも天王寺エリアは見事に盛り返しましたね。阿倍野再開発事業はなにかと赤字を叫ばれましたが行政の再開発では限度があります。

民間企業が手を挙げてくれるうちに再開発を促さなければ街の循環が止まってしまうかもしれません。

そういう意味ではあべのハルカスをはじめとした近鉄グループの決断はまさに英断だったと思います。

 

 

仕事の都合で転勤することがない限り私は天王寺・阿倍野エリアに住み続けたい。そんな想いを胸にシャッターを切りました。

 

 

Seel: